Facility京料理 はんなり熊はん 西武池袋店
百貨店のレストランフロアのリニューアルによる全面改装。
従来の高級で敷居の高いイメージを外して欲しいとの百貨店側からの要望もあり、
「カジュアル過ぎず高級過ぎず」若い層のお客様も取り込めるようにオープンなお店を目指した。
Facade
土の種類や骨材のバランスを変えて色味の違いを出し、地層のイメージを表現した左官仕上げの土壁。 京都の本店(たん熊北店)の黒塀とのリンクでもある。
Facade
レストランフロア共用通路に面した杉材横格子は京都の寺院からのイメージ。
エントランス
フェイクの坪庭と乳半アクリルにグラデーションを付けた和紙が貼られた特注の吊り照明。
カウンター席
カウンター天板はホワイトアッシュ突き板染色 UC 仕上げ。「カウンターの端に座りたいお客様が多い」との意向を受け、敢えて中央に杉不燃材のパーティションを設置。
カウンター席
中央パーティションの上部にヌケを造り圧迫感を軽減。右奥がホール席。
ホール席
ベンチ席。壁面は左官仕上げと「枡組」をグラフィカルに表現した杉板突き板。
ホール席
ベンチ席の奥に個室が見える。ホール天井の黒く見えているスリットにはテーブル席を仕切る簾を仕込んでいる。
ベンチ席うしろの壁(接写)
ベンチ背面に間接照明を仕込み壁を浮き上がらせている。横格子からの連続で左官壁にも同ピッチの線を入れた。
個室
ガラスに杉角材をUV接着させ、その裏にグラデーションフィルムを接着したパーティション。視線は遮りながらホール・通路との一体感は確保。また、壁の赤とリンクさせて天井を淡いピンクで塗装。
個室
縦格子と横格子がリズミカルに連続する空間。
クライアント | 企業 |
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所在地 | 東京都豊島区池袋 |
用 途 | 京料理店 |
構 造 | コンクリート造 スケルトン 新装 |
面 積 | 144.54 m²(43 坪) |
竣 工 | 2010.9 |
施 工 | (株)日活スペースデザイン |
撮 影 | ナカサ&パートナーズ |